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For Here or To Go? - 日本の飲食店で外国人相手に接客するために覚えておくと役立ちますよ!

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photo credit: Thomas Hawk Doggy Style via photopin (license)

 

こんにちは。てけです。

  

ここ最近、日本を訪れる外国人の数が本当に増えてきましたね。京都や奈良といった、日本らしさに溢れる都市のみならず、東京や大阪といった大都市にも、外国人が明らかに増えてきました。毎日何かしらの外国語を聴きながら過ごす生活です。

 

そんな感覚は果たして正しいのか確かめるため、日本政府観光局のウェブサイトを覗いたところ、とんでもないデータが出てきました。

 

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出典: 統計データ(訪日外国人・出国日本人)|統計・データ|日本政府観光局(JNTO)

 

外国人観光客、増えすぎ!!

 

わずか4年の間に3倍を超える人数にまで増えていたのです。2015人に2,000万人弱ですので、2016年は確実に2,000万人を超え、2,500万人に迫る勢いになっていたことでしょう。

 

さて、日本に外国人がどんどんと入ってくることは、日本への外貨の流入も促進されますし、購買活動が増えれば日本の経済活動が潤うので、いいことも多いのですが、そのような社会になってくると、浮き彫りになってくるものがあります。それは…

 

ジャパニーズ・イングリッシュ!!

 

日本で勝手に出来上がってしまった英語のことですね。僕はアメリカに住んでいた時に、このジャパニーズ・イングリッシュの矯正をしなければなりませんでした。日本では当たり前に使われている英語が、英語圏では全く通じなくて赤っ恥をかくということがよくあったので、将来英語を誰かに教える時には、しっかりと英語圏で使える英語を教えようと心に誓いました。

 

そんな思いを抱えながら日々を過ごしていて、早急に直したほうがいいなと思うジャパニーズ・イングリッシュの一つが、「テイクアウト」という言葉です。例えば、カフェやレストランでは、日本語で以下のようなセリフがよく飛び交いますよね。

 

「こちらでお召し上がりですか?それともお持ち帰りですか?」

 

この日本語を英語で言おうとする時、「こちらでお召し上がりですか?」部分は、"Here?" とか、 "Eat here?" でも十分通じるので、hereという単語を知っていれば大体の場合問題ないのですが、「それともお持ち帰りですか?」部分を伝える時に、日本語の「テイクアウト」の概念をそのまま持ち出して、"Take out?" と言ってしまう人がまだまだ多いのです。

 

"Take out" (正確には "Take something out") でも通じないことはないのですが、ほとんど使われない表現です。"Take out" はそもそも、「備え付けられているものを持ち出す・取り出す」と言ったニュアンスに近く、例えば備品などを持ち出すときなどに使います。私からすると、「持ち帰りますか」という表現を、「搬出されますか」と言っているかのような、妙な違和感を感じてしまうのです。

 

なので、より馴染みのある表現を、このチャンスに覚えてみませんか?

 

例えば、アメリカでは、「こちらでお召し上がりですか?それともお持ち帰りですか?」という表現を、このように言います。

 

For here, or to go?

 

もうね、このフレーズは、アメリカにいる時には一日10回くらい聞くと思います。レストランで、ファストフード店で、カフェで…もうあらゆるところで飛び交いまくっております。

 

僕としては、中学英語で "This is a pen." とか "I have a pen." と教えるだけではなくて、このような、実際に生きていくのに必要な英語も教えるべきだとも強く思っています。真に外国語が話せる人というのは、TOEICで990点取れる人でもなく、外国語の弁論大会で優秀な成績を修めることではなく、相手の文化を理解した上で、しっくりくるフレーズを使いこなして話ができる人です。

 

(昨年は、PPAPの大流行で、僕が勝手に考えていた 「"I have a pen." フレーズ不要説」 が根本から否定されました。)


PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)

 

友達との会話で「そうだよね〜!」とか、「ウケる〜!」とか、「寒いけど、元気にやってる?」といった一言を、「御意」、「極めて興味深く感じながら拝聴しました」、「厳寒の候、いかがお過ごしでしょうか」といってしまっても、通じます。しかし、会話のシチュエーションなどからみると、明らかに不自然なのです。

 

ジャパニーズ・イングリッシュのおかしさは、ジャパニーズ・イングリッシュの逆バージョンである外国初の日本語を見てみると実感してもらえるかもしれません。例えば、イギリス発のアパレルブランド、「SUPERDRY 〜極度乾燥しなさい〜」 の「極度乾燥しなさい」 というブリティッシュ・ジャパニーズが持つ、"なんとなく通じるんだけど不自然な感じ" が、ジャパニーズ・イングリッシュが持つ不自然さに似ていると思います。

 

www.asos.com

 

そんなこんなで、これからの時代は、文法的に正しい言葉だけでなく、しっくりと腹落ちする表現なのかどうかも気にしながら、外国語を勉強していく必要があると思います。

 

ではここで話を戻します。もし皆さんの中で、"For here, or to go?" を知らなかった方は、この機会に覚えると、海外旅行が楽になること間違いなしです!これからも、英語圏で実際に使われている英語を紹介していくので、英語圏の人たちに違和感なく染み渡る英語を一緒に勉強していきませんか?