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世の中やブロガーの多くは「今こそ転職!独立!」と騒ぐけれど、転職や独立のタイミングはしっかりと見定めよう!

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photo credit: hang_in_there Deciding Which Door to Choose 2 via photopin (license)

 

こんにちは。てけです。

 

2017年、世は大転職時代…かもしれないがちょっと待った!

2017年になり、皆さんの中には、転職活動を考えている人も多く出てきているかと思います。「心機一転、新たな職場で頑張るぞ!」という気持ちでいっぱいかと思います。

 

そして、今転職活動をしていなくても、将来転職したいと考えている人も多くいるかと思います。今の世の中は、一種の転職ブームのような流れになりつつありような気すらしています。

 

僕自身、新卒で入った会社を離れて、学ぶことも多々ありました。実際、新卒で入った会社にいた時の自分に比べて、刺激の多い日々を送ることができているとは思います。そして、今や様々なブロガーの方も、「転職しよう、転職しよう」と言っています。しかし、彼らの言動は、正論ではあるのですが、注意して聞かなければならないとも感じています。なぜなら、彼らはビジネスとして、転職を後押ししているためです。

 

転職を後押ししている方たちのブログ記事には、ほとんどの場合、転職サイトのアフィリエイトリンクが貼ってあります。つまり、彼らの記事から転職サイトに飛ぶことで、ブロガーの方たちに利益がもたらされる仕組みになっているのです。

 

僕は、彼らが転職を後押ししている理由には納得ができますし、独立を後押ししている理由にも納得できます。ビジネスとして転職を勧めることも、お金を稼がなければいきていけませんので、否定はしません。

 

しかし、転職候補者の人たちに言いたいです。それは、世論や有名ブロガーの言葉を鵜呑みにして、即座に行動をするのはやめた方がいいということです。転職経験者だからこそ断言できます。転職するときには、彼らのサイトから転職サイトに飛ぶこと自体は全く問題ないのですが、タイミングを誤らないようにしてくださいね。転職のタイミングや独立のタイミングは、注意深く見極めましょう。

 

タイミングタイミングっていうけど、どんなタイミングで転職を考えるのがいいのか?

転職を待った方がいいと思う時

では、具体的にどのようなタイミングで転職をすれば良いのでしょうか。僕は、以下の状態の方は、もう少し転職を待った方がいいのではないかと考えています。

 

  1. 現職への在職期間が、1年未満のとき。新卒で入った会社に在籍している方は特に注意してください。なぜならば、1年未満の在職期間で自己退職した場合、失業保険の保障を受けられないことがあるためです。また、1年未満での離職は、転職市場でも不利になる場合が多いです。
  2. 昇進間近の時。転職の時には、在籍している企業での役職に応じて、次の企業での役職が決まることも多いです。昇進間近の時に転職してしまうと、新たな職場で、在籍時の役職の普通クラスからスタートすることになる可能性があります。その点、昇進してしまえば、昇進した後のポジションで転職することもできますので、よりキャリアの幅が広がります。
  3. 在籍期間が、あと少しで3の倍数か5の倍数になるとき。これは、特に海外企業に転職をしたいと考えている方向けです。僕が転職活動をする際に、海外の求人を調べていて思ったことなのですが、経験を重視する国、例えばアメリカ、での求人の多くは、3の倍数、あるいは5の倍数の経験年数を特に多く求めているように感じたためです。従って、もうすぐ3年、5年、6年、あるいは10年といった職務経験になる場合には、今の仕事をもう少し続けてもいいかもしれません。「あと数ヶ月でもっと上の役職に応募できたのに…。」とならないように気をつけて欲しいです。

 

 

転職を今すぐした方がいい時

ここで、少しでも早く転職をした方がいい人たちについても、お話をさせていただきます。そのような方達は、以下の方達です。

 

  1. 自分のキャパシティを超えた長時間労働をしている場合。長時間労働は、じわじわと体を蝕みます。人によって、耐えられる労働時間は異なりますので、長時間労働をして体を壊したり、精神的におかしくなったりしてきたと感じた場合には、転職を視野に入れた方がいいとも思います。
  2. 職場でパワハラやセクハラなどが横行していたり、異常なまでの同調圧力がかかっているとき。実際、上司や同僚から嫌われたり、罵倒されたりしても、必死で仕事をしていると、意外と受け流せたりできてしまうことがあります。しかし、パワハラやセクハラ、行き過ぎた同調意識によって受けたダメージは少しずつ、しかし確実に蓄積されていきます。そして、クリスマスやハロウィン、お正月やお盆などの、周りが楽しげな雰囲気に包まれている期間や比較的長期の休みの時に、蓄積されたダメージが一気に爆発して、精神的に参ってしまうことがありえます。また、パワハラやセクハラなどには該当しませんが、正論だけでとことん相手を追い込む人もいます。僕はこのような人が最も厄介な人たど思っています。彼らは高学歴な傾向にあり、自己保身術には長けているので、いわゆるアウトな言葉を話したり、アウトな行動はしません。しかし、相手に正論をかざし、相手のミスを論理的に指摘し続け、相手が徹底的に追い込まれるまで、じりじりと責め続けます。「お前はいかにできないやつなのか、お前自身が気づけ」と言わんばかりに追い込んでいきます。彼らによって自信を奪われた人たちは、社会的に見たら十分すぎるほど優秀な人であるにもかかわらず、自己を卑下し続けながら生き続ける、生ける屍のようになってしまうこともあるのです。そうなる前には、逃げ出さないといけません。生きるために最も大切な要素は、自信なのですから。

 

 

転職をする場合でもそうでない場合でも、準備はしておきましょう

僕は、転職自体には、それほど否定的ではありません。むしろ、キャリアアップできるという自信があったり、本当に今の職場が過酷だったりするなら、是非転職すべきです。転職エージェントの方も、ほとんどの場合、誠実に対応をしていれば温かく迎えてくれますし、僕が新卒の企業から転職した時から懇意にしているエージェントさんも、僕のことを大切にしてくれています。転職しやすい環境が日本に整いつつあることは事実でしょう。

 

しかし、転職のタイミングは大事です。逃げないと自分の体を壊したり、精神を壊したりする可能性がある場合を除き、転職を焦らないようにして欲しいなとは思います。

 

とは言いながらも、来たるべきタイミングに備えて、履歴書と職務経歴書の更新は、面倒かもしれませんが、たまにはしておきましょう。いつでもプリントアウトできるように、Word上で履歴書は作成しておき、1年に1度は更新しておいた方がいいですよ。履歴書を眺めていると、自分に足りないスキルや資格が見えてくることがあります。すると、新たなスキル習得取得へのモチベーションも高まりますよ。

 

 

さらにハイリスク・ハイリターンな独立をする時に最低限しておくべきこと

転職とは別に、独立も、最近はブームのようになりつつあります。しかし、独立をする場合には、さらにタイミングが重要になります。税務署が発行している民間給与実態統計調査によると、個人の事業所における平均年収は、257万円 (男性316万円、女性228万円) とされていて、独立後に直面する可能性が高い、厳しい現実が浮き彫りにされています。 

 

では、少しでも成功の可能性をあげるにはどのようにすればいいか。私の周囲で独立をしている方たちの話をまとめると、以下のような点は、独立をする前にやったことがあるかどうかを確認した方が良さそうだということがわかりました。

 

  1. "会社のブランドを借りずに"営業をした経験があるか。世の中の取引のほとんどは、セールス・パーソンの実力以上に、会社のブランドによって成り立っていることが多いのです。しかし、そのことに気づかずに幾多の営業を成功させていくと、そのうち、「オレは1人でもやって行ける」と思えるようになってきます。そこが危険なのです。会社のブランドがなくなった途端、今までの顧客は手のひらを返したように散っていく可能性があるのです。独立してから、そのような厳しい状況に陥るのは危険です。従って、副業でも良いですし、ボランティア活動でも良いです、ブログを通してでもいいので、「無名の組織にいるときや1人きりの状態で営業をかけて、相手からいい返事を引き出す経験」は、独立する前に経験しておくことはおすすめです。少なくとも、「あぁ、オレはなんてちっぽけな存在なんだ。会社にずいぶん助けてもらってんだな」と思えているかどうかは、独立した後に確実に差をもたらします。
  2. 今いる顧客と、個人的な繋がりがあるかどうか。会社を通じて出会った顧客であっても、意気投合して個人的な繋がりができていたり、個人的に (会社を通さずに) 仕事の依頼を受けていたりしているでしょうか。そのような場合には、その顧客は、会社のフィルターを通してではなく、あなた個人を見てくれている可能性が高いです。そのような、個人ベースの顧客を何人持っているかも意識する必要があります。実際は、独立した瞬間に手のひらを返す顧客も多いでしょうから、1人では危険すぎます。複数の顧客と個人的な関係になっていることは必要でしょう。
  3. 独立した後で活かすスキルが、現在の会社で認められているか。あるいは、著名な方に認められているか。独立した後は、その道のプロとして生きていくことになります。従って、生命線となるスキルには、実績が伴っていなければいけません。そのスキルは、会社で認められていますか?そのスキルで何か賞を取っていますか?スキルレベルが高すぎる人の中には、会社で嫉妬されて蔑まれている人もいます。そのような方は、社外でもいいので、著名な方にスキルの高さを認知してもらえていますか?このように、スキルの高さを証明できる材料を十分に持っているかも大切です。
  4. 収益の柱として掲げているサービスや商品のアイディアを、「自分だったら利用したくてたまらなくなるようなサービスや商品であるか」を確信できるまで磨き上げているか。当たり前のように聞こえますが、収益性などを重視しすぎたり、一発当てたいという思いが大きすぎるあまり、アイディアのブラッシュアップが不十分なまま船出をしてしまうことが多くあるようです。普遍的に素晴らしいアイディアは存在しないので、独立や起業をして初めてわかることがほとんどかもしれません。しかし、自分を確実に満足させられるかどうかだけは、しっかりと見極めた方がいいと思います。自分という顧客がいれば、1人でも顧客がいれば、顧客はきっと増えます。人間の考えることの多くは似ていますから。しかし、顧客がゼロの状態で始まったビジネスは、ずっとゼロのままかもしれません。最低限、自分は顧客になりたいと思えるアイディアで、日本に、世界に勝負をかけていきましょう。
  5. 面接をして人の採用をし、採用した人を直接育てたことがあるか、または育てているか。これは、すごく大事です。特に、起業する場合、将来人を雇う可能性が高い人は、必ず積んでおいた方がいい経験です。実際に自分には人を見る目があるのか、加えて採用した人を育てる能力があるのかを見極めておくことは、会社員や副業、ボランティアなどの活動を通して、予行練習する価値があると僕は思います。ここでポイントは、「自分の判断でベストと思える人材のみを採用し、採用した人物は自分の責任で育てる」ことにあります。前者がうまくできなければ、起業をしても、組織にフィットする人材を採用できないでしょうから経営は傾くかもしれませんし、余計な人件費や教育のための費用がかかります。さらに離職率も上がるでしょう。後者がうまくできないと、「お前に採用のセンスがないからだ」と、人材育成の責任を他人になすりつけたり、ひどい場合には人材の使い捨てを平気でしたりような経営者になってしまう場合があります。そして離職率は上がってしまいます。そうなれば、たとえ経営が軌道に乗っても、永遠にブラック企業の経営者としてのレッテルを貼られてしまうでしょう。 

 

他にも細かなことはあるのですが、不確定要素が多すぎる独立や起業の世界では、多すぎるチェックリストは無意味です。なので、あえて5つに絞りました。

 

 

結びに

僕は、独立志向自体は高く、自分の力で社会に少しでも何か影響を与えたいと思っています。しかし、物事には順序があることも理解しています。今の僕には、1と5の経験はあるのですが、2、3と4はまだ発展途上な感じですね。まだまだ精進が必要です。

 

この記事を読んでくださっている皆さん、僕は他のブロガーさんと同じく、転職や独立しようと考えている方に対しては、是非挑戦して欲しいとは思っています。しかし、ブロガーさんたちの多くが転職や独立を勧めている背景には、ビジネスの匂いがプンプンしているのも事実です。なので、タイミングだけは注意深く選んでください。そして、チャンスがあれば是非転職や独立にチャレンジし、キャリアアップしていって欲しいと切に願っています。

 

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