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【アメリカ大学院留学】トップ10にランクする化学科を持つ大学院のTOEFL事情まとめ

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photo credit: clement127 Chemical experiment via photopin (license)

こんにちは。てけです。

 

以前の記事で、アメリカの大学を卒業していれば、TOEFLの免除が受けられるかもしれませんよという呼びかけを行いました。

 

arts-and-sciences-in-society.hatenablog.com

この記事で、スターをいくつかいただけたので、感謝の気持ちを込めて、アメリカのトップ10にランクする化学科を持つ大学院のTOEFL iBT事情を紹介したいと思います。

 

英語圏の大学を卒業した皆さん、そして留学した皆さんは、いつでもアメリカに行ける可能性を持っているのです。思い切って、行ってみてもいいかもしれませんよ!

 

では、再度ご参考まで、U.S. News and World Reportにて、アメリカの化学科でトップ10にランクイン (2014年) している大学院のTOEFL事情をご紹介します。

 

1位タイ: カリフォルニア工科大学 (California Institute of Technology)

免除されます。2年以上米国で勉強するか、米国以外の英語圏の大学で学位を取得済みの場合です。

"Students coming from non-English speaking countries are required to take an English proficiency exam. However, students who have studied in the U.S. for 2 or more years, or who obtained a degree from a school whose primary instruction is in English are exempt from this requirement."

 

1位タイ: マサチューセッツ工科大学 (Massachusetts Institute of Technology)

免除されません!化学工学科の時は、英語圏の大学 (学部のみ) で学士を取得済みか、取得予定の場合のみ免除されていました。学科で違う最たる例です。なお、TOEFL iBTで100点を最低点に設定しています。

"The minimum acceptable TOEFL score is 100 and the minimum acceptable IELTS band score is 7.0."

 

1位タイ: カリフォルニア大学バークレー校 (University of California - Berkeley)

免除されます。米国内の教育機関 (大学) で少なくとも1年間は勉強し、B以上の成績を平均で取った場合です。

"If you have completed at least one year of full-time academic course work with grades of B or better in residence at a recognized U.S. institution, you do not need to take a standardized test."

* "Standardized test"はここではTOEFLかIELTSの事です。

 

4位タイ: ハーバード大学 (Harvard University)

免除されそうです。学科での基準は見当たりませんでしたが、大学全体では、英語圏の国の大学で学士を取得済みの場合のみ免除できます。

"Applicants who are non-native English speakers and who received their undergraduate degree from a non-English speaking institution must take the Internet based test (iBT) of the Test of English as a Foreign Language (TOEFL), administered by the Educational Testing Service (ETS)."

 

4位タイ: スタンフォード大学 (Stanford University)

免除されます。英語圏の大学で、学士か修士のプログラムを2年以上学んでいれば免除です。

"There is also a TOEFL requirement for foreign applicants who have not studied in an English speaking country for at least two years leading to a BS or MS degree."

 

6位: イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 (University of Illinois - Urbana Champaign)

免除されません!TOEFL iBTでは、(合計点での最低点が設定されていないようですが) speaking sectionで24点を最低点に設定しています。Speakingで24点は、英会話を苦手とする日本人にとってはかなりレベルが高いと思います。免除規定がないことも明記されており、厳格です。

"The university requires a minimum score of 24 on the speaking section of the Test of English as a Foreign Language internet-based test (TOEFL iBT) or a minimum score of 8 on the speaking section of the International English Language Testing System (IELTS). Any applicant whose native language is not English is required to provide TOEFL iBT or IELTS scores in order to receive full consideration for admission and financial aid. Exemption from the TOEFL does not give exemption from the speaking section of the TOEFL iBT, or the speaking section of the IELTS. "

 

7位タイ: ノースウェスタン大学 (Northwestern University)

免除されません!TOEFL iBTで100点、CBTで250点、PBTで600点を最低点に設定しています。

"Providing official scores for either the TOEFL or IELTS exam. The test must be taken no more than two years before the intended quarter of entry. (If you are applying for fall 2017 entry, test scores must be no older than September 2014.) For the TOEFL, you must score 600 or higher on the paper-based test, 250 or higher on the computer-based test, 100 or higher on the internet based test. For the IELTS, you must receive a score of 7.0 or higher."

 

7位タイ: スクリプス研究所 (Scripps Research Institute)

免除されます。英語圏 (カナダのケベック州は除外) で、過去5年以内に2年以上フルタイムで勉強すれば免除です。

"You studied full time for at least two academic years within the last five years in the United States, United Kingdom, Ireland, Australia, New Zealand or Canada (except Quebec)."

 

9位: ウィスコンシン大学マディソン校 (University of Wisconsin - Madison)

免除されます。アメリカの大学で2セメスター相当の単位を履修すれば免除です。化学工学の時と比べて、「過去5年以内」という制限がありませんでした。少し緩くなりましたね。

"International students who have studied in the U.S. and completed the equivalant of two semesters of full-time graded coursework are exempt from the TOEFL requirement."

 

10位タイ: コロンビア大学 (Columbia University)

免除されません!TOEFL iBTで100点が最低点として設定されています。

The Graduate School of Arts and Sciences requires a minimum score of 600 on the paper-based test, 100 on the internet-based test or a 7.5 for the IELTS.

 

10位タイ: コーネル大学 (Cornell University)

免除されます。学科での基準はありませんでしたが、大学レベルでは、過去5年以内に、英語圏の大学で2年以上クラスを履修すれば免除とありました。

"at the time you enroll at Cornell, you will have studied in full-time status for at least two academic years within the last five years in the United States, the United Kingdom, Ireland, Australia, or New Zealand, or with English language instruction in Canada or South Africa."

 

 

TOEFLの免除基準について、特に3つのことに注意をしておいて欲しいです。

(1) TOEFLの免除基準は、受験年度によって変わる可能性があります。本記事の情報の正確性は、可能な限り高めてあるつもりですが、志望校のTOEFLが免除か否かは、必ずご自分でも、直接調査をして欲しいです。

(2) TOEFLの免除基準には、「大学全体の基準」と「学科の基準」があり、一般的には、「学科の基準」が、「大学全体の基準」よりも優先されることに注意して欲しいです。なので、「大学全体では免除だけど、学科では必須」となったら、必須です。他にも、免除基準は学科によって異なりますので、例えば、同じ大学でも、「化学工学科では免除だけど、英語学科や歴史学科では必須」ということもあり得ます。

(3) この記事を見てくださった時点で、英語圏の大学に在学中の方は、まだ学位を取得してはいないので、TOEFLの免除を受けられない場合があります!この免除基準は、学位を取得しているかどうかを基準に作られているものが多いためです。

直接調査をしても不安な場合は、思い切ってメールや電話で担当者に聞いてしまいましょう!

 

やはり理学系の化学科は、概念の理解に高いレベルの英語力が必要となるのでしょうか。工学系の化学工学科と比べて、若干英語の要求レベルが上がったような印象を受けました。まぁ、化学工学科でバリバリ使う数学も一種の共通言語ではあるのですが…。数学とコンピュータ言語は、これから英語以上に使われるかもしれませんし、もし外国語が苦手な方は、数学とコンピュータ言語でマルチリンガルを狙って見てはいかがでしょうか。

 

まとめです。化学科でも、若干の違いはあるものの、アメリカの大学を卒業していれば、英語の試験は免除されるケースが多いです。さあ、社会人留学に行きましょう!